ミケランジェロ展 

2013年10月20日

公園内の案内看板を見ながら、どこへ行こうかな・・・と目に留まったのは、国立西洋美術館の「ミケランジェロ展」。誰もが知る天才中の天才! ポスターにあったのは、15歳前後に制作したという『階段の聖母』。まさしく初期の大理石浮き彫りの傑作です! しかも、これまで門外不出で長期貸し出し展示は史上初! これは、見ないとねぇ~。また、晩年の制作途中であった『キリストの磔刑』の木彫像にも心惹かれて入館しました。

今回は、作品以外の習作も多く展示されていて、その創造のプロセスも垣間見ることができます。また、自筆手紙には驚きました! 500年以上経っても、こうして自筆の手紙を目にすることができるのは、不思議な思いと共に感動です!!。だって、昔々の大昔にミケランジェロは、ペンを持って誰かに何かを伝えるために文字を書いています。・・・その手紙を現代の私が見ているのだから凄いですねぇ~。
ただ、書いてある文の意味が分からないから、解説書きを読んで、その内容を知ると言うのが残念です。

15歳前後に制作された『階段の聖母』からは光輝く才能を、そして晩年の制作途中であった木彫像『キリストの磔刑』には根源的な人間の苦悩か? どんな思いを込めて彫っていたのでしょう。「神のごとき」と称された偉大なミケランジェロの軌跡に思いを巡らせて、芸術の秋を満喫しました。

Category:日々のこと