山崎豊子展

2015年10月18日

横浜高島屋の『山崎豊子展』に行って来ました。
山崎豊子さんは、昭和の社会派小説を書き続けた作家です。「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」、「不毛地帯」等、読まれた方も多いと思います。
先日、NHK特集を見ていたので、興味があって行って来ました。

既に東京(日本橋)が終了して、横浜での開催です。次は、京都、大阪になります。

ビックリしたのは、徹底した取材の資料です。インタビューのテープや取材ノートが、ものすごい量です。身を削るような取材ぶりに驚きました。心の思いと書くべく使命を感じて書いていたんですね。だからこその徹底さです。

本当は、ものすごく恐い先生と思ってました。
でも、若い時の日記やプライベート写真、とってもオシャレさんだったこと、犬が大好きで大切にしていたことを知ると、女性らしい方だったんですね。

展示品には、山崎先生の愛用品も数々ありました。その中に『万年筆』がありました。
『万年筆』って、私の中では特別感があるんです。お手軽な文房具じゃなくて、その人を語る、または伝える特別なもの・・・という感じかな。

その万年筆を見ていると、信念を持って書く山崎先生の横顔、姿が思い浮かびます。
『書く』ということは、本当に凄いことだと思います。

Category:日々のこと