今回の本は、建築家・中村好文の建築写真を紹介してます。写真が多いので、文章で書かれたイメージがとっても分かりやすいです。見ているだけで、中村氏の思いが伝わってきます。
序文に書いてあった「斬新でも、新奇でも、独創的でもない普通の住宅で営まれる普通の人々の、平凡で穏やかな暮らしぶりの豊かさと人肌の温もりを感じとっていただきたいと思います。」のメッセージも納得です。
建物は、シンプルな佇まいなんだけど、住む人々の普通の暮らしぶりが温もりとして伝わってきます。それから、時間とともに風合いの魅力を増す「古びかたの好み」も共感できるので、読みながら「わかる、わかる。」と嬉しくなっちゃいました。
知人の紹介で「読んで見たら・・・」で初めて知った「建築家・中村好文」氏。本人の写真も載ってました。穏やかな笑顔が素敵で、大ファンになりました！
『普通の住宅、普通の別荘』・中村好文
2014年07月23日
Category：日々のこと