朝倉文夫は、1883年(明治16年)~1964年(昭和39年)81歳で没しました。
有名な像としては、早稲田大学の「大隈重信像」があります。誰もが知っている像ですよね。
大分県生まれ、20歳の時に東京芸術大学に入学、卒業後は本格的に創作活動を始め、文展で受賞を重ねます。
教育者としても盛んに活動して、ここに「朝倉彫塑塾」を立ち上げます。多くのお弟子さんもいたそうで、そんな中で朝倉摂さん(長女)は、育ったそうです。朝倉彫塑館は、アトリエと住居と学校が一体となった空間だったんですね。
館内は撮影できないので、屋上から撮りました。建物入口の部分は、鉄筋コンクリート造りでも、裏側は日本家屋の数寄屋造りになっています。住居部分なのでしょうね。興味深くて、じっくり見学です。館内のアトリエはもちろんだけど、書斎や和室も素晴らしいです! 書斎の空間は、本好きの私には大感動でした。
※建物は、朝倉文夫が自ら設計・監督をしているので、こだわりの美学を感じさせます。
写真は、中庭の『五典の水庭』です。写真では分からないけど、池の中に5つの巨石が並んでいます。
<仁・義・礼・智・信>の石で、自己反省の場になっていたそうです。どんな思いをしながら、石を眺めていたのでしょう・・・。
時を経ても、自分を見つめる大切さを実感します。
朝倉文夫とは・・・
2014年04月06日
Category:日々のこと